すべては人と人とのつながりから始まる。
それは社外も社内も同じです。
 が思う商社の醍醐味は、「お客様」と「サプライヤー(協力会社)」の間に入り、ビジネスを形にできることです。双方の立場からの意見、要望と提案がある中で、どうしたら当社も含めた三者に利益が生まれるか。これを調整力や提案力を駆使して実現できたときは、最高です。
 私の主なお客様は、自動車メーカーの工場。既存のお客様への対応・納品だけでな く新規顧客の開拓も行っています。最初の訪問で目指すのは、人として気に入って もらうことです。皆さんなら初対面の人に悩みや課題を話しますか?最初は趣味やスポーツ、今日のニュースの話が7~8割でもいい。共通の話題を見 つけて、残りの2~3割でビジネスのヒントを見つける。次に訪問したときに「サプライズ」で情報や小さな提案を持っていく、というのが私のスタイルです。そうして徐々に大きな提案のチャンスをうかがうのです。
 三協は社内イベントやサークルなど社内交流が盛んで、いろんな人との人脈が築けます。この人脈が仕事面でもプラスになっていて上司や先輩は面倒見がいいし、情報も集めやすい。そんな環境で仕事をできることは、非常に魅力的だと思いますよ。
国内営業部 : 鈴木 裕一
銀行マン、自販機ベンダーでの営業を経て2007年中途入社。
東北エリアでの営業を担当。
「品質の三協」を担う部署で、
まわりに支えられながらスキルアップを実現。
 械部品、中でも最終製品がワールドワイドで販売される自動車部品の場合、国によって工業製品での使用が禁止・規制されている「環境負荷物質」に気を付けなければなりません。 具体的には鉛や水銀、カドミウム、六価クロムなどの物質で、もし三協が納入した部品に、禁止されている環境負荷物質が使われていたとなると、その製品の生産ラインはストップしてしまいます。協力会社から納入された部品に禁止成分は使われていないか、調査・レポート作成を行うのが私の仕事です。
 畑違いの分野で最初は大変でしたが、上司や先輩 から教わったり、少しわかってくると自分でも勉強の仕方がわかったりで、今では難易度の高い検査もできるようになりました。 会社の雰囲気がとてもよく、有給休暇の取りやすさや通信教育で他の分野の勉強もできるなど、メリハリつけて働きたい方にも三協はおすすめ の会社です。
第二品質保証部 : 渡邊 麻佑美
学校では情報処理を学び2011年入社。
現在は品質保証部門で、検査業務を担当 している。
2008年、第2新卒として入社。
国内営業でキャリアを積み、2013年から中国での営業を担当。
東アジア営業部 : 田村 一博
習慣・価値観が違っても、行動を通して
パートナーシップは構築できる。
 の営業先は、中国に進出している日系自動車メーカーの工場です。既存の工場にも営業をかけますが、最大のチャンスは新工場の立ち上げ時。新たに購買・生産体制を構築・確立する中で、三協がその供給元のひとつになれるよう仕掛けていくワクワク感がありますね。
 逆に海外営業の難しさは、お客様先や社内、協力会社にいる現地の方々とのコミュニケーションです。私は中国語ができないので通訳を通じて会話するのですが、慣習・価値観も違いお互い伝わりにくい場合があります。 それでも誠意をもって対面し、行動すればしっかり伝わることは大きな発見でした。例えば、三協は中国だけでなく東南アジア、インド、メキシコなどに購買部から人を送り、現地協力会社(加工工場)への技術教育に力を入れています。 営業としてこれまで何社もコーディネイトしましたが、最初は半信半疑でも徐々に仕事の質が上がってくると本当の意味での信頼関係が生まれてくるのです。
 配属当時は海外での仕事に戸惑いましたが、やはり勉強になるし度胸もつく。 今ならどこでもやっていける自信がありますね。
 業の皆さんがお客様からお預かりしてきた部品の図面をもとに、国内 の協力会社に見積もりをとる。私の仕事を一言で説明するとそうなります。
 しかし、ただ丸投げするのではなく、これならどんな加工方法が適切か、この量ならどんな規模の製造ラインが必要かなどを想定しながら依頼先を選定します。想定以上のコストや納期になってしまった場合、代替案も出す必要があり、加工について広く浅く知識を学ぶ必要があります。 この対応次第で当社への発注が決まった時は、購買担当として醍醐味を感じますね。
 そのためにもいろいろ相談ができる加工会社との関係構築は重要です。私は毎月国内の協力会社2社ほどに出張し、直接お話ししたり工場の中を見せていただく機会をつくっています。一度お会いするだけで、電話やメールだけの関係とはまったく違いますよ。
購買部 : 乙川 和恵
2007年入社。文学部卒。
入社以来、国内サプライヤー(協力会社)からの購買業務を担当。
なんでも相談できる協力会社をもっているか。購買担当に必要なポイントです。